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REPORTkomado Farm 平井様

◇江戸時代から続く農家の12代目は、デザイナーと農家を両立

今回、レポートさせていただくのは小松菜やサラダからし菜、埼玉産のコシヒカリなどを生産しているkomado Farm様をご紹介します。

komado とは、川口に住む女性たちへワクワクする情報をお届けする地域密着のエリアス タイルマガジン(フリーペーパー)です。女性の企画チームで作られています。その冊子のデザイン担当の1人がkomado Farmを立ち上げました。

実はインタビュー前から「フリーペーパーを発行しているチームでなぜ農園なの?」と気になっており、きっと生産への想いがつまったところなのだろうとワクワクしながら訪問。

komado Farmは農園の一角を借り生産。場所は埼玉県内にある大小あわせて、合計で9,000坪の農園の土地に、小松菜をはじめからし菜やお米を育てています。できる限り農薬は使用せず、肥料は市販の有機肥料を使用。

インタビューを快く受けていただいた平井様は、江戸時代から続く農家の12代目。普段は、フリーペーパーなどのデザインを担当しながら、祖父母の農園の一角をkomado Farmとして借りて野菜やお米を生産しています。

◇フリーペーパーを発行しているkomado(コマド)からスピンオフし、農業!?

デザイナーからなぜ、komado Farmを立ち上げたのか?きっかけは、(ARTISAN)FARMERS MARKET KAWAGUCHI【以下、ARTISANを(A)】の出店です。

出店できる何かを考えた時、平井さんご自身が農家の家系であったことから農園の野菜を提供しよう、という発想がスタートのきっかけになります。

現在は、主に(A)FARMERS MARKET KAWAGUCHI用に来場されるお母さんたちに人気のありそうな野菜を栽培し、提供しています。季節に応じて、様々な野菜の生産を検討中。

◇生産者の「顔がみえる」と子供たちは、嫌いな野菜も食べると評判に!

「komado Farm」をスタートさせて特に苦労した点は値段の設定です。より多くの方に食べてもらいたいため、適正な価格での販売を心掛けています。

(A)FARMERS MARKET KAWAGUCHIに来場されるお母さんたちには、働きながら子供たちの育児をしている方もいらっしゃいます。お母さんたちが時短のできる、母親目線の野菜を作っていきたい。小松菜は市販の浅漬けの素、キムチの素を使用すると絶品です。また、しゃぶしゃぶにして食べるのもオススメとのこと。

今までマルシェに参加して嬉しかったこと。

それは「komado Farmさんが販売している小松菜なら、子供は食べる」

ブースに立ち寄っていただくお客様の声だそうです。なぜ子供たちは、好き嫌いをしていた野菜を食べるのか。それは生産者の顔がみえることで、子供たちは安心できるから、と平井さんは分析。

◇子供たちを集めて農園をすることが夢であり、目標。

農園でよくあるのは、1日農園体験のような、農業に関しての表面的な部分を楽しみながら教えるものが一般的。その延長線上で本来農業は、汗水たらして野菜を育てるものです。

平井さんは「野菜を育てる最初の過程から子供たちと一緒に取り組み、野菜を作る苦労(虫の除去、猛暑の中の作業)や最終的に出来上がった時の喜びまで、すべてを食育の一環で感じてもらいたい」と想いを込めておっしゃっていました。

平井さんの情熱を感じたインタビューでした。また、(A)FARMERS MARKET KAWAGUCHIのご出店をお待ちしています!