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REPORT新井宿駅と地域まちづくり協議会 田舛様、江原様

◇川口市新井宿を日本遺産に

新井宿駅と地域まちづくり協議会の設立は2011年。

新井宿駅周辺は市街化区域と市街化調整区域が入り組んでいたため、開発が進まず自然が残っており、その緑豊かな自然や地域の魅力を発信したいという思いが設立の発端となっています。

 

会員は地元の農家をはじめ自営業者、主婦等、新井宿駅近隣地域の住民で構成されており、現在会員数は約100名。そのうち農家は10名前後。

主な活動として、年1回10月に開催する新井宿フェスタ、周辺地域(蕨、鳩ヶ谷)の祭りやイベント等に出店し会員農家の野菜や花の苗等の販売をしています。

最近では、会員農家の畑を利用してのじゃがいも、キャベツの収穫体験なども行っており

近隣地域や都内からもお客さんが訪れているとの事。また、活動報告も兼ねて年4回会報誌を発行し、新井宿近隣のお店や観光スポットの紹介等を行っています。

協議会の今後の目標としては新井宿地域を”日本遺産に”を合言葉にして、かみね野菜のブランディングや地域の文化や歴史をアピールして行こうと活動しています。

田舛さん(写真左)と江原さん(右)

 

◇野菜の鮮度には自信がある

実家が代々農家である江原孝司さんは現在11代目。ご先祖は江戸時代中期頃からこの地で農業を行ってきました。

江原さん自身、30年程会社員をしていていましたが、9年前に父親が亡くなったのを機に実家を継ぎ農業を行っています。農家を継いだ当初は、右も左も分からず母親や近所の方のアドバイスを受け試行錯誤しながら農業に取り組んできたそうです。

現在は、菜の花、しゃくし菜、のらぼう菜、大根、キャベツ、じゃがいも等、年間を通して30~40種類の野菜を育て、作った野菜は主に安行の道の駅や近隣の方に直接販売をされているとの事です。

野菜を育てるうえで、気を付けている事を伺ったところ「毎年気象条件が違うのでいつも一年生の気持ちで農業に取り組んでいます」と仰っていました。

また、江原さんの作っている野菜で一番の自信は?との問いに「一番の自信は鮮度です。スーパーで販売している野菜より日持ちが良いとお客様に言われています」と語られていました。そして「旬のものを旬の時期に食べてもらいたいのでファーマーズマーケット出店の際には出来る限り、その時期の旬の野菜を出品したい」と仰っていました。引き続き新鮮な野菜を購入できることを楽しみにしています。

秋に収穫予定の里芋(上)と長ネギ(下)

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栽培方法:土耕栽培

肥料:有機質肥料

雑草対策:手狩り

病害虫対策:農薬使用

種:種苗業者より購入(在来種)、自家採取

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